「営業事務はキャリアにならない？」
「将来を考えると、このまま営業事務を続けてもいいのか不安…。
別の業種にキャリアチェンジしたほうがいい？」
そんな疑問をお持ちではありませんか？
今回の記事では、以下について書いています。
この記事を読むと、将来のキャリアに向けて、営業事務の方が何をしたらいいのか？が分かります。
筆者の営業事務だった経験を踏まえて、お伝えしていきますね。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
営業事務がキャリアにならない理由
営業事務がキャリアにならないと言われる理由は3つあります。
それぞれ解説します。
スキルがいらない作業が多い
営業事務は、営業のサポートをメインとして、幅広く仕事を行なっていますよね。
- メールや電話などの、お客様対応
- 営業資料の作成
- 請求書や見積書の作成 など
ただし、このような作業は、スキルや専門的な知識がいらないことも多いです。
そのため、「仕事は忙しいのにスキルが身につかない」といったことになりやすいです。
他の人と差がつきにくい
営業事務はルーティンワークが多く、定時に帰れるのがメリットですよね。
ただし、ルーティンワークばかりだと、誰でもできるような作業になってしまい、他の人と差がつきにくくなってしまいます。
そうなると、キャリアを積むのは難しいです。
それは、他の人と差がつくくらいの強みがあるから、キャリアにつながっているのです。
キャリアアップを目指すのなら、他の人と差がつくような、あなただけの強みを持つと良いでしょう。
成果が見えにくい
営業事務は成果の見えにくい仕事も多く、キャリアになりづらいという面があります。
営業の売り上げは数字で結果が出ますが、
「営業事務のサポートが、具体的にどのくらい売り上げにつながったか？」はハッキリとした成果が見えません。
たとえ、営業の売り上げがあなたのサポートのおかげで伸びたとしても、評価されないまま終わってしまうということもあるのです。
そのため、営業事務でがんばっていても、キャリアになりにくいといった場合が少なくありません。
営業事務でキャリアを積む方法3つ
営業事務でキャリアを積むには、あなただけの強みを作る必要があります。
具体的な方法としては以下の3つ。
詳しく解説していきます！
数字で表せる実績をつくる
先ほどもお伝えしたように、営業事務は成果が見えにくいので、具体的な数字で表せる実績をつくる必要があります。
たとえば、業務を効率化して、ルーティーンワークにかかる時間が短くなったとします。
ただ、どのくらい業務が改善されたのか他の人には分からないですよね。
なので、具体的な数字がないと、頑張っても評価がされないことが多いです。
これがもし、業務を効率化したことで、仕事が30分早く終わったとしたらどうでしょうか？
パッとみて、実績が伝わりやすいですよね。
ほかにも、後輩のサポートで3ヶ月でチームの残業時間を1時間からゼロにできた・・など。
こうした数字があることで、あなたの仕事への貢献がハッキリと分かり、キャリアをアピールしやすくなります。
それによって、社内の評価や転職の際の強みになりますよ。
コミュニケーションスキルをつける
キャリアを積みたいのなら、コミュニケーションスキルは必須です。
コミュニケーションがスムーズに取れるようになれば、営業事務だけでなく、将来的なキャリアチェンジにも有利になります。
特に事務職は一人で進める作業も多いので、コミュニケーションがおろそかになりがち。
営業も売り上げに追われていて、スムーズに連携できないことも多いと思います。
例えば、納期が迫っている作業を期限ギリギリになってからお願いしてきたり（もっと早く言って！）、
作業を事務に任せてきたと思ったら、必要な情報を教えてくれなくて、こちらから何度も確認で質問しないといけなかったり・・。
仕事がスムーズに進まない原因のほとんどは、このようなコミュニケーション不足によるものです。
ですから、あなたから積極的にコミュニケーションを取る必要があります。
これを練習だと思って前向きに取り組むことで、ビジネススキルはグンとアップして、キャリアにつながっていきますよ。
営業目線を持つ
営業事務としてのキャリアを積み上げていくなら、営業の視点を持つことが欠かせません。
「営業が売り上げを上げるためには、どんな資料が必要なのか？」
「自分が営業だったら、どんなサポートをして欲しいだろう？」など、
仕事に取り組む際は、いつも営業の目線で考えることを意識してみましょう。
たとえば、営業のための資料作成をお願いされたら、レイアウトを見やすく工夫する。
前年の売り上げと比較したデータを盛り込むなど、アイディアを出してみましょう。
ただ言われた通りに仕事をこなすだけでは、気づかなかったポイントが見えてきます。
ぶっちゃけ、ほとんどの人はそこまで意識して仕事をしていません。
だからこそ、細かいところまで考え抜いて仕事を進めることで、会社から「あなたにしか頼めない」と評価される人材になります。
積極的に営業目線で仕事に取り組むことで、あなたの存在が重要になり、キャリアも着実に積み上げられていきますよ。
営業事務からキャリアアップする方法
営業事務の経験を生かして、キャリアアップする方法を解説していきます。
営業事務から異業種へ転職する
営業事務から異業種へ転職することで、キャリアアップが見込めます。
その中でも特におすすめしたい仕事は2つ。
- ITエンジニア
- WEBデザイナー
以下で、詳しくご説明していきます。
「ITエンジニア」は営業事務の経験を活かせる
ITエンジニアは、営業事務の経験を活かしやすい仕事です。
「えっ？ITエンジニアと事務ってどこが関係あるの？」と疑問に思いますよね。
これは、私が営業事務とITエンジニアのどちらも経験して実感したことです。
しかもIT業界は実務経験が増えるほど収入が上がりやすく、キャリアアップが見込めます。
ITエンジニアの年代別平均年収
20代 30代 40代 50代以上 367万円 495万円 621万円 694万円
日本の年収の中央値は350万円（※）とすると、ITエンジニアの平均年収は20代でそれを上回っていることが分かります。
（※ 平均年収ランキング（平均年収／生涯賃金）【最新版】の「2022年 平均年収ランキングの傾向」より抜粋）
そのため、営業事務からキャリアチェンジをして、手に職をつけたいという方にはピッタリです。
とはいえ、ITエンジニアの仕事って実際の仕事内容がなかなかイメージしにくいですよね。
エンジニアリングスクールRaiseTechでは、
「ITエンジニアになると、どんなキャリアが積めるの？」
「未経験からITエンジニアとして活躍するには、何を学んだらいい？」
といったことを知ることができますよ。
ITエンジニアは年齢が上がるほど未経験からのキャリアチェンジが難しくなるので、
まずは説明会で話だけでも聞いてみることをオススメします。
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「WEBデザイナー」なら働き方の自由度が高い
営業事務からのキャリアチェンジとして、WEBデザイナーもおすすめです。
リモートワークやフレックスといった、自由度の高い働き方ができるのが魅力ですね。
例えば女性だと、体調を崩しやすいといったお悩みを抱えている方も少なくないと思います。
リモートワークができれば、「つらいけど会社行かなきゃ･･･」と無理して出社する必要がなくなります。
フレックス制の会社なら、「朝が弱いから10時出勤にしよう」といった、あなたのライフスタイルに合わせた働き方ができますよ。
ただ、WEBデザイナーを独学から目指すのは、かなり難しいです。（私も挫折経験あります･･）
未経験を募集している会社が少ない & 実績がないと雇ってもらえないといったシビアな業界だったりします。
なので、まずはスクールに通ってスキルを身につけてから、転職を目指すと良いでしょう。
専門的な事務職へ転職する
「これからも事務職としてキャリアを積み上げていきたい」 という方は、
専門的な事務職にキャリアをシフトするのがおすすめです。
経理事務や貿易事務など、専門的な知識を必要とする事務職なら、AIなどにも代わられにくく、キャリアアップにつながります。
特にIT業界は需要が高いので、IT事務などは事務職の中でも給料が高めです。
IT分野に抵抗がないなら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
理想のキャリアを実現するには？【キャリアプランを考えよう】
営業事務からキャリアを積みたいなら、まずはしっかりとキャリアプランを考えましょう。
あなたは、将来どんなキャリアを実現したいのか、具体的にイメージできていますか？
- 事務としてステップアップするのか、それともキャリアチェンジしたいのか？
- 今の会社での活躍を目指すのか、転職を検討しているのか？
- 転職するならどのタイミングが理想的か？
このように、キャリアを考える上での選択肢はたくさんあります。
まずは、あなたが目指すキャリアを明確にしてみましょう。
そして次に、理想のキャリアを実現するためのキャリアプランを立てることで、
今から具体的に取り組むべきことが見えてきますよ。
営業事務がキャリアにならない理由まとめ
営業事務のサポートは、会社にとってなくてはならない存在です。
ただし、なかなか評価されなかったり、将来性に不安もある仕事なので、「キャリアにならない」と感じることは少なくないと思います。
思いきって別の業種にチャレンジしてみたり、専門的な事務職でキャリアを積むという方法もあるので、営業事務を活かして実現したいキャリアを叶えられる方法を見つけましょう。
